今回は、中1理科の「顕微鏡」を扱います。
まずはこちらの動画をどうぞ。テストで点を取るのも大事ですが、興味を持つことが勉強の本質と考えています。
ほんの少しでも、好奇心が刺激されると、嫌な暗記や勉強も少しははかどるかなと思った次第です。
<今回の記事の内容>
・テストに出る要点
・差が付くポイント
・網羅型の問題提供
・覚える際の小ネタ
今回扱う範囲(顕微鏡)
今回扱う範囲は、中1理科の生物編ということで、前回のルーペとデッサンに続く2回目の記事です。
前回の記事:中1理科(ルーペ・スケッチ)の覚え方・小ネタ・問題集
1.スケッチの仕方と注意点
2.ルーペの使い方と注意点
3.プレパラートの作り方、注意
4.顕微鏡の各部の名称
5.顕微鏡の各部の役割
6.顕微鏡の操作手順、使用注意点
7.顕微鏡の倍率と見え方
8.双眼実体顕微鏡の各部の名称
9.双眼実体顕微鏡の操作と倍率、見え方
前回は1~3までを扱いましたので、今回は残りです。すべての内容には触れませんが、問題は1~9すべての内容です。
問題はこちらです。
テストに出るポイント
定期試験にでやすいポイントをまとめていきます。すべて触れると膨大になってしまうので、特に頻出事項をここでは扱います。
操作の手順は99%出る
顕微鏡の操作の手順は定番中の定番。
これを覚えず、テストに臨むのは、丸腰で戦場に行くのと同義です。
手順を簡単にまとめると、
< 顕微鏡操の作手順 >
・顕微鏡を置く
・レンズ覗く(明るくする)
・プレパラート載せる
・ねじ回して近づける
・ねじ回して遠ざける
実際は、もう少し細かいですが、実際にそこに顕微鏡があると思って手と口を動かしながら覚えれば簡単です。
「双眼実体顕微鏡」は「学校で扱ったか」がポイントです。
出ることは珍しいですが、テストに出るか単刀直入に聞いてしまえば良いでしょう。
出る可能性があるなら、しっかり覚えておくに越したことはないです。
部位の名称は99%出る
部位の名称も頻出です。
残念ながら、ここは小ネタはありませんので、頑張ってください。
10回くらいテストをすれば、きっと覚えられます。
注意点と理由の記述は99.99%出る
出さない先生は恐らくいないでしょう。
理科の問題で、器具や薬品などの使用上の注意は安全にも関わるところですから、ほぼ必ずと言っていいほど書かされます。
例えば、対物レンズとプレパラートを近づける際、
「なぜ横から見るのか」
動作と理由は必ずセット で覚えてください。正答を選ぶだけでなく、記述できることがポイントです。逆の聞かれ方もするので必ず両方暗記です。
心配な方は是非、添付の問題にチャレンジをしてみてください。多分、漏れなく入っているはずです。書かされるところはだいたい決まってます。
見え方とプレパラートの動かし方
こちらも超定番です。入試でもよく見かけます。
・倍率と視野
・倍率と明るさ
・プレパラートの動かす方向
あまり難しい理屈はないので、サクッと覚えてしまった方が良いでしょう。
差が付くポイント
ここまでの内容は比較的、学校のワークや市販の問題集でも頻出の内容です。つまり、真面目に勉強していれば、だいたい皆覚えているので差が付きません。
< 差がつきやすい問題 >
・「しぼり」と「反射鏡」の役割の違い
・観察前のレンズ取り付け手順
・倍率と各レンズの長さの関係
・双眼実体顕微鏡の操作手順
ここら辺のマニアックなところは要注意です。
ちなみに、観察前のレンズの取り付け方は、
「接待は大事」
と覚えておくとよいでしょう。接眼レンズの「接」と対物レンズの「対(=待)」で、取り付ける際は、接眼→対物レンズの順番です。
あとは、学校の先生が使用したプリントです。ここを得点源とする先生も多かったです。特にワークに出てこないようなところがポイントです。
担当の先生が作成した定期試験の過去問があると、その先生の出題傾向分析がでてきるので、テストが終わったら絶対に保存しておきましょう。
テスト対策問題について
顕微鏡ついて
実は、顕微鏡にはステージ上下式と鏡筒上下式の2種類があります。しかし、テストにはあまり関連しないので気にしなくてOKです。
添付の問題はステージ上下式です。フリー素材&手書きの双眼実体顕微鏡なので少し見にくいですが、多めに見て頂けると幸いです。
私が作成した自作のプリントはこちらです。(一部)
記号選択問題なしのハードモードです。
使えそうでしたら、使って下さい。
< 参考書 >
こちらは、塾講師時代にテスト対策序盤で頻繁に使用していた教材です。
なくても良いとは思いますが、仕上げや要点の反復にはちょうど良いです。
他に気に入っているものがあれば、それでも構いません。
テスト対策で「問題つくってられないよ!」という先生方。必須アイテムです。
購入される場合は、教科書の「出版社」に気を付けてください。
自分の学校の教科書に合わせて検索すると良いと思います。
小ネタ・雑学について
操作について、何か言い覚え方ないかなーと思い、調べました。というのも、過去の指導経験上、語呂やネタのようなものを用いなかったので。
調べたところ、こちらの動画が面白い覚え方だと思いましたので載せておきます。こんな覚え方があったのですね。参考になりました。
ちなみに、なぜ、レンズで見える対象物が上下左右逆かという理屈についてですが、これは、「光の屈折」を習っていなとあまりピンときません。
また、テストに出るかというと、理屈まで説明させる問題は過去に一度しか出会ったことがないので、興味があれば調べるくらいで良いでしょう。
微生物の世界
先日、Twitterを見ていたら、衝撃の発見がありました。中1で顕微鏡を使う際、最初に観察するのは花粉や微生物、自分の細胞組織などでしょう。
中学生の頃や10年程前の指導経験を振り返ると、微生物には「動物性」と「植物性」があり、「動物性は動く」「植物性は動かない」という記憶があります。
そういえば、ワークや問題で最近見かけないなと思っていたら、どうやら教科書からは除外されたようです。理由はこんな理由からでした。
SNSを通じて、こうした情報が素早く手に得られるようになり、時代が変わったなと思います。動画の教材もたくさんありますね。
まとめ
今回は、中1理科の生物分野で出題される顕微鏡についてまとめました。テストに必ず出る上、2年生でも使用する器具です。
また、当然のことながら、入試にも出てくるところです。部位の名称はしんどいと思いますが、頑張って覚えましょう。
最初はつまらないかもしれませんが、覚えて、知識が増えることによって、興味の範囲が広がり、結果として楽しく学ぶことができます。
是非、頑張ってください。
30代会社員、web.contents.creater&ヨモギ研究家。参加サークルで小説を書いている。塾講師歴10年、2019年退社。その経験を活かし、教育関連のコンテンツや記事を作成。
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