よもぎを自分で育ててみたいけれど、どうやって見分けたらいいんだろう。見分ける方法が分からないので、見分け方を教えて欲しい。
この記事では、こんなお悩みにお答えします。
ヨモギを育てるなら、その植物がヨモギであることを見分ける手段が必要です。
筆者の私も見分ける方法を知り、実際に近くの小さな山から採取したでヨモギを育て、お茶をつくろうとしています。
ヨモギは似ている植物がたくさんあり、見分け方が難しいという意見がありますが、正しい知識を身に付けることで、ヨモギを他の植物と簡単に見分けることができます。
この記事で紹介する方法を参考にすれば、ヨモギかどうか判別がつきます。
また、本記事では、実際のヨモギと似ている植物の写真を比較し、分かりやすくしています。
よもぎと他の植物を見極め方を学んで、ヨモギを実際に育ててみましょう。
よもぎと他の植物を見分ける方法は3つ【写真付】
ヨモギと他の植物を見分ける方法は具体的に3つあります。
3つのポイントに分け、よもぎと他の植物の見分け方、同じヨモギ属の中での見分け方について解説します。実際に、私が育てているよもぎの写真もお見せします。
その1:葉の形と裏側をチェックする
ヨモギであると判断する最良の方法は葉の形状と葉の裏側を見ることです。
実際に見てもらう方が早いので、こちらの写真をご覧ください。こちらは葉の表面です。区別がつくでしょうか?
よもぎは、葉の形状が特徴的です。左がよもぎの葉です。
葉の全体が楕円形で葉先が羽状になっており、幾つもの切れ込みがあります。葉先は尖っているように見えますが、よくよく見ると先端部分は丸みを帯びています。
ただ、左と右の写真では見分けが付かない場合もあります。背丈も生育段階では判断がしにくく、成長が浅いと特に区別が難しくなります。
そのため、葉の裏側をチェックします。
このように比較をすれば一目瞭然ですね。ヨモギの葉の裏側には「繊毛」という繊維質の毛が密集して生えており、全体的に白っぽくなっています。
この「繊毛」は鍼灸治療などで使用される「艾」の原料となっていることでも有名です。
ヨモギは、他の野草と似ているとよく言われています。
具体的には、ブタクサやトリカブトなどが有名です。
特に、トリカブトは毒性もあるため、不用意に手を出すことは大変危険ですので、必ず上記の方法をとって確認してください。
上記の確認方法をとれば、これらの植物には、葉の裏に白い繊毛が生えていないので、よもぎか否かを、誰でも簡単に見分けることができます。
葉の裏側が白いことが気になってしまった人はこちらの記事もぜひチェックしてみてください。
その2:葉の匂いを嗅ぐ【感動】
ヨモギであることが、形から判別できたら葉を1枚取って、指で磨り潰すように揉んでみましょう。
ヨモギの香りがするはずです。季節によって、香りの強さは違いますが、ヨモギには独特のつよい香りがあります。
雑草とは思えないほどの強い香りがしますので、驚く方も多いかもしれません。東洋のハーブと言われるのも頷けます。
ヨモギ餅を食べたことがあれば、「あの香りだ」と、すぐに分かります。
結論から言うと、確証はありません。
葉の香り自体が独特なので、それと分かればすぐに判断できるのですが、こちらの研究結果では季節や部位によって、香りの成分が落ちるというデータが出ています。
よもぎの香りは、部位や季節によって異なることが分かります。
また、個体差もある可能性があるので、どこでもいつでも、同じ程度の香りが常にするということにはならないでしょう。
いずれにせよ、食用や飲用の目的で考えているのであれば、香りを確かめてから、使用することをお勧めします。
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その3:葉の付け根をチェックする
よもぎであることが分かったら、葉の付け根をチェックしてみてください。
少し分かり難いですが、葉の付け根に2枚小さな蝶ネクタイ型の葉(托葉)があることが分かります。これが、よもぎの区別で大事なポイントとなります。
実は、日本には30種類以上ものヨモギ属が自生すると言われており、主に食用として国内で消費されている種類は、「カズザキヨモギ」「オオヨモギ」「ニシヨモギ」とされています。
いずれもキク科のヨモギ属に属しており、国内ではメジャーなヨモギです。
国内で「ヨモギ」という場合は「カズザキヨモギ」が多く、葉の根元に托葉があるものが「カズザキヨモギ」ということになります。
よもぎを仕入れる方法2つ
よもぎを入手する方法は主に2つあります。
どちらの方法でも大丈夫ですが、お住いの地域や環境に応じて分けて判断することをお勧めします。
その1:近くで群生している場所を探す
公園や近くで雑草が生えている場所で探してみましょう。
日本全国で自生しているので、簡単に見つかります。また、基本的に密集して群生していることが多いため、比較的すぐに見つけられることが多いです。
自生しているよもぎを採取する場合は、見分ける方法がとても大事になりますので、先程、紹介した方法で区別してみてください。
但し、近くに雑草が生えているような環境がない場合は、採取することが難しいため、次に提案する方法をお勧めします。
道路沿いや歩道脇のコンクリートの隙間から生えるくらい、よもぎは強い植物です。食用や飲用をする場合は、通りの少ない場所がよいでしょう。
また、採取するときは根元から掘り起こさないといけないので、なるべく根が切れないよう、土の柔らかい場所が望ましいです。
多少切れてしまっても、根が生きていれば一度枯れた後に、次の新芽が顔を出してきます。2週間もすれば、新しい葉が生えてくるので心配ありません。
その2:苗や種を購入する
よもぎの苗や種は購入することができます。
よもぎは用途が多様であるため、栽培している農家さんも存在します。よもぎは食用から引用、染め物と用途が多岐にわたるため、それなりに需要があります。
普段は、ヨモギ餅のイメージしかないと思いますが、蕎麦やうどん、豆腐、菓子と様座な食材と相性も良く、栄養価が高い上、育成も手軽なので、隠れた人気のある植物です。
都会で雑草が生えていないような環境では入手が難しい場合は、見分ける心配も、採取する手間もありませんので、「すぐに育ててみたい」という方にはお勧めです。
ポイントしては、苗を仕入れるシーズンです。
ヨモギの採取は4~6月の新芽を採取することが一般的です。秋から育てることもできますが、香りを楽しみたいのであれば、春から初夏が望ましいでしょう。
葉を摘んだ後は、冷凍やペースト、乾燥させるなどの方法で保存が可能であるため、遅くても、秋に入る前に葉を摘むことが理想的です。
世界でも300種類以上ものヨモギ属が存在し、外国産の品種を育ててみるのも、楽しそうですね。
「見分け方は分かったから、育て方も教えて」という方はこちらへどうぞ。
まとめ:よもぎの見分け方を学んで、育ててみよう
今回はよもぎの見分け方と入手方法についてご紹介しました。
内容のまとめは以下です。
よもぎを見分けられるようになれば、どこでも手軽に入手できるのがよもぎの良いところです。
是非、実践してみください。今回は、ここで以上となります。
30代会社員、web.contents.creater&ヨモギ研究家。参加サークルで小説を書いている。塾講師歴10年、2019年退社。その経験を活かし、教育関連のコンテンツや記事を作成。
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