よもぎを自分で育ててみたいけれど、近くのホームセンターに売ってるかな?Googleのサジェストにも出てくるから、きっとあるのかもしれない!
この記事ではこんな疑問にお答えします。
よもぎは国内でも30種以上の品種が存在し、海外を含めると300種以上になります。その歴史は古く、用途も多岐に渡ります。当サイトでは、よもぎに関連する情報を収集し、その魅力を発信しています。
あの独特な香りに魅了され、お菓子や料理の材料として使いたくなる気持ち、よく分かります。
でも、スーパーや八百屋さんでよもぎを見かけることはまず、ないでしょう。(沖縄県などを除く)
では大きなホームセンターに行けばあるのでは?と思うかもしれません。
さっそくではりますが、本編でその結論からお話ししましょう。
よもぎについて、育てる前に種類を知りたいという方はこちらを先にどうぞ。
ホームセンターでよもぎの苗や種は売っているのか?
結論から申し上げますと、よもぎの苗や種をホームセンターで仕入れるのは「ほぼ不可能」と言っても過言ではありません。勿論、お住まいの地域によって売っているホームセンターも0とは断言できませんが、極めて少ないのが現状かと思われます。
9割以上の人が、探しに行くだけ徒労に終わるでしょう。
それもそのはず。
よもぎはどこでも生えています。ホームセンターに行く道すがら、生えているよもぎを摘みとった方が手っ取り早いでしょう。
よもぎを購入する人はほとんどいませんから、ホームセンターにとっても置くメリットが一切ありません。また、旬を過ぎたよもぎは食材に使えませんので尚更です。
ゆえに、ホームセンターへよもぎの苗や種を探しに行くのは時間の無駄になる可能性が非常に高いのでお勧めしません。それでも気になる人は、主要なホームセンターのECサイトを覗き、「よもぎ」と検索してみてください。まず、苗も種も出てきません。
・カインズ
・コメリ
それでもよもぎを育てたい人へ①:苗を入手する
しかし、「よもぎ+ホームセンター」と検索するくらいですから、よもぎの苗や種を探しているはず。諦めるのはまだ早いです。Googleは勝手にホームセンターをサジェストしますが、がっかりする必要はありません。仕入れる方法はちゃんとあります。方法は以下の通り。
- 近くに群生している場所で採取
- 苗を購入して入手
近くで群生している場合は、良識の範囲内で苗を採取する方法が最も手軽です。
よもぎは日当たりの良い環境を好み、極端な寒冷地や乾燥している場所でない限り、日本中に自生しています。また、密集していることが多いため、比較的見つけることが容易であるため、見分け方さえ問題なければ、採取で構いません。
但し、なるべく人通りや車通りの少ない環境を選びましょう。ちなみに見分け方もとても簡単。見分け方を知りたい人はこちらの記事を読んでくださいね。
ただ、自然に群生しているよもぎは品質もいまいちであることが多いと思います。また、衛生的にも気になる方は少なくないでしょう。
ゆえに、一番安全かつ安心なのはECサイトで検索し、購入することです。1週間もあれば届きますし、他の植物と、間違えずに済みます。
苗からでも、種からでもどちらからでも育てられますよ。どちらも実証済みなので、育て方を詳しく知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。
それでもよもぎを育ていたい人へ②:道具を揃える
よもぎは、育てる手間が少ないことが魅力であり、植えた後は基本的にすることはほとんどありません。極端に痩せた土でない限り、日光と水だけで充分です。実際、水やりもあまりしていませんが、次から次へと伸びていきます。
ただ、最低限の準備はしておきたいので、必要な道具をご紹介します。
①プランター
複数の株を育てる場合は、プランターを用意しましょう。よもぎは、地下茎で繁殖するため、株分けすることも念頭に入れ、深さが20cmくらいのもが望ましいです。浅いと、根詰まりすることもあるので、ゆとりのあるものを選びましょう。
また、植木鉢で育てる場合も同様です。植木鉢は1号で約3cmですので、7号以上あれば十分です。プランターや植木鉢以外での栽培は推奨しません。理由は後程、育てる際の注意点のところに触れます。
②培養土・腐葉土
あとは、土ですね。どこにでもある一般的な腐葉土や培養土で十分です。私はドラッグストアで購入しました。そのほか、栽培する時期や栽培時の注意点などを知りたい方は、次の記事もおすすめです。
結論:よもぎの苗や種が欲しければホームセンターではなくネットで買おう。
元も子もない話になってしまいましたが、参考になったでしょうか。あればラッキーですが、基本、ホームセンターは諦めてください。
そして、道端採取もあまり推奨しません。さらに、これも経験論にはなりますが、「自主栽培」も中々難しいという点も伝えておきましょう。
育てること自体は簡単です。しかし、「香りのいい、おいしいよもぎ」を目指すなら、結構頑張って研究を重ねる必要があります。とくに、お茶をつくりたいと考えている人は尚更です。
とはいえ、そうはいっても自分で作る楽しみは格別です。失敗もまたいい経験になります。オリジナルの茶葉をつくったら、ぜひ、市販品の素晴らしいよもぎ茶葉と比べてみてください。値が付いて売れている理由に納得するとともに、度肝を抜かれますよ。市販の粉末もやはり香りが違いますね。その違いを楽しむのも一興です。
意外と深い、よもぎ栽培のお話でした。
今回はこれで以上となります。
最後までご覧になって頂き、ありがとうございました。
30代会社員、web.contents.creater&ヨモギ研究家。参加サークルで小説を書いている。塾講師歴10年、2019年退社。その経験を活かし、教育関連のコンテンツや記事を作成。
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