「タラゴン」フランス料理の定番ハーブ~入手から育て方を紹介~

artemisiadracunculs よもぎ

そもそも、タラゴンって何…?


という質問への回答として、今回の記事を書きました。フランス料理では欠かせない食通のハーブと呼ばれるタラゴンの魅力についてご紹介します。

記事の内容

・タラゴンの特徴3つ
・タラゴンを仕入れる方法3つ
・タラゴンを育てる際の注意点3つ



本サイトでは、ヨモギに関連する情報を世界中から収集し、ヨモギの魅力を総合的に捉え、発信しています。


タラゴンをここで扱う理由は、タラゴンもキク科の多年草ヨモギ属であり、日本のカワラヨモギ等の近縁種だからです。


日本に限らず、ヨモギ属は世界で300種以上あり、食用や民間療法など、様々な分野でヨモギ属は活用されてきました。


この記事を読んで頂き、タラゴンについて深く知ることで、よもぎの知識が一段と深まります。


香りや味までは、文章で伝えることができないので、さらに興味が湧いた人は、是非、仕入れてみてください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

タラゴンとは?特徴3つ解説

GABANタラゴンの写真。
タラゴンの特徴3つ



ここではタラゴンの特徴を3つの項目に分けて、解説していきます。

タラゴンの特徴3つ

タラゴンの特徴その①:香り
タラゴンの特徴その②:用途
タラゴンの特徴その③:効能



タラゴン(tarragon)はフランス語でエストラゴン(estragon≒小さい竜)といいます。学名はArtemisia dracunculus で、キク科の多年草、ヨモギ属です。


日本でもヨモギ属に該当する植物は30種以上あると言われ、その代表例がカズザキヨモギオオヨモギ、ニシヨモギです。


日本のヨモギ属について、詳しく知りたいという方は以前に書いた記事に詳細がありますので、そちらをご覧ください。



タラゴンには、フレンチタラゴンロシアンタラゴンの2種が存在し、主に料理で使用されるのはフレンチタラゴンの方です。


学名は、調べても区別が分からなかったのですが、フレンチタラゴンは花を咲かせにくく、ロシアンタラゴンはフレンチタラゴンに比べ、香りが弱いなどの特徴があります。


今回は、日本でも比較的に手に入りやすく、料理でも定番のフレンチタラゴンについて解説を進めていきます。

タラゴンの特徴その①:香り


多くのサイトで見られる表現は、以下のような表現です。

・アニスに似ている
・バジルに似ている
・スパイシー
・甘い


乾燥させ、きざんだ葉で試してみましたが、スパイシーはちょっと分からなかったです。(個人的な感想)


確かに、蓋を開けると甘ったるい芳香が漂います。ただ、その中に柑橘っぽさも混じっていて、いかにも形容しがたい香りです。

調味料の比較
比較してみた



せっかくなので、取材も兼ねて、いろいろ似ていそうな調味料を買って、香りや風味、味を比較をしてみました。


アニスが似ていると言われるのも分からなくはなかったです。確かにどちらも甘い。ただ、アニスの方がより渋みがあり、まったく別物です。


バジルと似ている、というのも分からないではなかったですが、そこまで似ていないと感じました。バジルの方がツンとくる感じがします。


その他、タイムレモングラスと比較しましたが、どれも個性が強く、似ていると表現するには違いがあり過ぎて、難しかったです。


甘い中にも、柑橘系の爽やかさがあり、そのまま食べると苦みもあり、とても不思議な調味料です。ただ、葉の食感は歯ごたえがあり、ヨモギの葉とそっくりでした。


香りの主成分はエストラゴールと呼ばれる有機化合物で、アニスやバジルにも含まれている成分です。


沸騰させたお湯で、1~2分煮出してお茶をつくったのですが、これは中々美味しかったです。別の記事で紹介しますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

note:タラゴン(tarragon)で茶を淹れてみた

タラゴンの特徴その②:用途


タラゴンは料理の調味料の一つとして有名ですが、かつては口臭予防睡眠導入の療法として使用されていたようです。医学的な根拠については分かりません。


また、調味料のみならず、アロマオイル等もECサイトで販売されおり、海外でも人気のハーブの一つであることが伺えます。

 



とはいえ、InstagramなどのSNS投稿を見る限りでは、日本のよもぎと同じく、主に食べる目的で使用されることが多い印象です。


料理では、エスカルゴ料理が定番らしいのですが、オムレツなどの卵料理、乳製品、肉料理、魚料理等と相性が良く、マルチに活躍しています。


こちらは、タラゴンビネガーといい、ビネガーにタラゴンを付けたもので主にドレッシングとして使用します。



酸味と相性が良いというのはよく分かります。試しに、マヨネーズに入れてみたのですが、上品で、おしゃれなマヨネーズになりました。


これなら、料理があまり得意ではない私でも、色々なところで使えるのではないかと思いました。また、パスタ等にも合いそうです。


心なしか、QOLが上がったような気がします。タラゴンを使用した料理については、別の記事でまとめていく予定です。

タラゴンの特徴その③:効能


タラゴンの効能について、書かれている主な情報は以下です。

・疲労回復
・鎮静作用
・消化促進
・食欲増進
・抗菌作用
・鎮痛作用
・抗アレルギー作用



エッセンシャルオイルとして使用するか、食用なのかでその効果は変わると思われますが、概ねこのような作用があると書かれている情報が多かったです。


実際、科学的な根拠やデータに基づいた情報があまり見られなかったので、どこまで信憑性があるかについては、正直なところ分かりません。


また、エストラゴールには発がん性があるという記載もあり、使用量や幼児、妊婦さんには注意が必要という情報もありました。


実際に、口に入れてみて実感したという作用は個人的にはありませんでした。


特に、調味料として使用する程度であれば、良くも悪くもそこまで健康に大きな影響はないのではないかと個人的には考えています。


鉄分カルシウムのミネラル成分や食物繊維が豊富で、日本のヨモギと栄養素の構成が似ていたのは興味深かったです。

タラゴンを仕入れる方法3つ

tarragon
清貧と苗の入手方法


タラゴンを仕入れる方法は幾つかあります。また、どのような状態で欲しいかによって、買うものも違います。

タラゴンを仕入れる方法3つ

タラゴンを仕入れる方法①:調味料
タラゴンを仕入れる方法②:生葉
タラゴンを仕入れる方法①:苗



主に上記の3パターンに分類されるので、順を追って説明していきます。


タラゴンを仕入れる方法①:調味料


すぐに調味料として使用したい場合は、乾燥した葉を刻んだものか、粉末かの2種類があります。上は乾燥葉タイプです。



パウダータイプは使ったことがないので、風味の違いなどについては分かりませんが、使いやすそうだなとは思いました。


私が購入したGABANの刻んだ葉タイプは、葉の存在感がけっこうあるので、繊維が気になる人は気になるかもしれません。


スーパーでも稀ですが、売っています。私は近所スーパーで300円程度で仕入れました。内容量は2.5gでしたが十分です。


パウダータイプは50gで缶コーヒーサイズ1000円弱で手頃ですが、気に入るか確かめてから購入することをお勧めします。

タラゴンを仕入れる方法②:生葉


調べて驚いたのですが、国産で生葉が流通していました。生産農家さんがかなり少ないのでレア品です。


こればかりは、スーパーなどの生鮮食品コーナーで仕入れるのは、かなり難しいのではないかと思います。


少なくとも、私は見かけたことは一度もありません。注文しようとしたら、入荷待ちだったので、再入荷の知らせを待っています。


タラゴンを仕入れる方法③:苗

 



苗から仕入れて育てるという手法もあります。実際、手間ですが、レポートもかねて購入予定です。


ロシア及び中央アジア原産の植物ですが、日本で育てる分には問題なさそうです。この後、育て方について記載しますので、興味のある方は最後までご覧ください。

タラゴンを育てる際の注意点3つ

タラゴンの育て方
タラゴンを育てる際の注意点3つ


タラゴンは原産が日本ではないので、育てる場合は幾つか注意点があります。

タラゴンを育てる際の注意点

注意点①:気候
注意点②:不稔性


ここでは、上記の2点に絞り、栽培する際の注意点を挙げていきます。

注意点①:気候


タラゴンは、日本の高温多湿の気候に弱いと言われています。しかし、日本国内でも栽培農家はありますので、注意すれば栽培すること自体は可能でしょう。


タラゴンの原産地である中央アジア(カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン等)やロシア南部の気候を調べました。

カザフスタン  …-11°Cから 30°C
キルギス    …- 9°Cから 32°C
タジキスタン  …- 1°Cから 36°C
トルクメニスタン…- 1°Cから 38°C
ウズベキスタン …- 2°Cから 33°C

参照:weather spark


日本も国土が縦に長いので、地域によって差はあると思いますが、氷点下10℃以上から35℃をやや超える程度には耐えられそうです。


ただ、いずれの国も日本と違って雨量が少なく、年間を通じて降水量が少ないため乾燥しているという特徴があります。


多くの記事に、根腐れに注意するよう書かれているため、水のやり過ぎに注意したり、水はけのよい土を選んだりという工夫は必要でしょう。

注意点②:不稔性


フレンチタラゴンは不稔性といい、花を咲かせることがあまりないようです。そのため、増やす場合は、株分けという手法で増やしていくことになります。


フレンチタラゴン栽培S&B


こちらの記事に詳しい株分けの方法が記載されていました。苗を仕入れ、実際に育ててみたいので、素材が集まったら報告として記事にしていく予定です。


日本のヨモギの育て方については以前、記事にまとめていますので、育ててみたいという方はこちらの記事をご覧ください。タラゴンよりは簡単でしょう。

まとめ:タラゴンの魅力とは?


Instagramで「tarragon」「estragon」で検索すると1万件以上の投稿がありました。ケーキやお菓子の上に載せている投稿もあります。


もちろん、カタカナで検索すれば、日本の投稿も見れらるので、国内と海外で投稿を見比べてみるのも面白いですよ。


国内外問わず、ファンも一定数いるのだな、と感じました。日々の料理に選択肢が加わるのも悪くないです。


気に入った方は、是非、いろいろとアレンジしてみてください。


今回はこれで以上となります。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました