よもぎを摘んだら下処理しよう!茹で方・重曹を入れる理由を徹底解説

よもぎ知識
悩む人
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よもぎの摘み方は分かったけれど、どうやって下処理したらいいんだろう。そのままだと食べられないし、簡単で手軽な下処理の方法はないだろうか。



この記事では、こんなお悩みにお答えします。

記事の内容

・よもぎの下処理手順
・よもぎの下処理を行う上での注意点



それではさっそく手順を解説していきます。その前に、よもぎの摘み方や見分け方から知りたいという方はこちらの記事を読んでくださいね。

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よもぎを下処理する前に知っておこう

よもぎの用途


今回ご紹介するのは、よもぎを食用として利用する場合の下処理の方法です。ですが、その前によもぎが食用以外にも使用されていることについても触れておきます。

食用以外でも用いられるよもぎは、お灸や入浴剤などさまざまな商品展開がされています。これはキク科ヨモギ属の多年草であり、日本全国で見られからです。

春になるとさまざまな場所で芽を出し、日常的になじみ深い山菜として親しまれています。また、生息地は日本だけでなく、中国や韓国、ヨーロッパなどでも見られ、別名「モグサ」や「ヤイグサ」とも呼ばれています。よもぎは強い繊維質を持ち、葉の表面はギザギザで裏面は白っぽい特徴があります。独特でありながらも、すっきりと豊かな香りが特徴的です。

日本では、一般的に食卓のメニューとして活用されるほか、「よもぎ餅」などのお菓子が国内で広く知られていますね。一方、ヨーロッパではハーブとして知られ、ヨモギの仲間であるニガヨモギは「アブサン」などのリキュールの原料としても有名です。

 

よもぎには旬があるということを知っておこう


食用よもぎは、地上から芽を出したばかりの新芽を使用することをお勧めします。理由は、夏や秋になると葉が固くなり、香りも落ちるからです。

そのため、3月頃から徐々に採取し始め、4月頃が採取のピークとなります。寒冷地や山間部などの地域では、6月頃まで採取ができる場合もあります。

よもぎは生命力が高く、全国的に毎年採取が行われています。そのため、市場には主に野生のものが出回っており、栽培品はあまり見かけませんが、加工品を生産している企業では自社で栽培しているケースもあります。もちろん、自家栽培も可能なのでチャレンジしたい人は育ててみましょう。

よもぎの下処理方法

よもぎの下処理


それではよもぎの下処理手順を解説しましょう。今回は下処理のみですが、保存の方法も別記事で解説するので気になった人はそちらもご覧ください。

よもぎの下処理に必要な材料

1:よもぎ
2:塩または重曹(2Lに対し小さじ1程度)

よもぎの下処理に必要な道具

1:鍋
2:すり鉢やプロセッサー(なくてもOK)

よもぎの下処理手順:簡単5ステップ

以下の手順でよもぎを調理します。

➀ よもぎをよく水洗いします。

② 鍋に湯を沸かし、塩を入れて20秒から60秒ほど、さっとゆでます。

③ よもぎをザルにあげてから、水をよく切ります。

④ ボウルにたっぷりの水を入れ、よもぎを約20分間水に浸けてアクを取ります。

⑤ よもぎをザルにあげて水気をしっかりと絞ります。


採取したよもぎは、ゴミ、虫を取り除くために水で丁寧に洗います。次に、鍋に水を入れて沸騰させ、塩と重曹を加えます。よもぎを鍋に加え、約2分間茹でます。その後、冷水に取り出し、約20分間水にさらしてアクを抜きます。最後に、軽く水気を絞れば下処理は完了です。

参考動画

よもぎの下処理に重曹を入れる理由とした処理のコツ

よもぎの下処理に重曹を使用する理由以下の通りです。

  1. 柔らかさ: 重曹を加えることで、よもぎが柔らかくなります。
  2. 色鮮やかさ: 重曹を使用することで、よもぎの色合いがより鮮やかになります。
  3. しっかりあく抜き: 重曹を利用することで、しっかりとアクを抜くことができます。

塩を使用する場合は、水1リットルに対して小さじ1/3程度の塩を加えて茹でることで、アクを抜くことができます。ただし、茹で過ぎると風味やよもぎ独特の味が失われる可能性があるため、注意が必要です。茹でた後は、冷水にさっとさらして余分な塩分を洗い流し、よもぎの色味をより良く引き出すことができます。

よもぎの下処理のコツとして、茎部分を取り除いておくと、刻む際に固くて切りにくくなりません。また、茹でた後に葉の部分がくしゃっとなって取り除きにくくなるので、最初に丁寧にゴミや枯れた部分を取り除くと良いでしょう。

ペーストや冷凍保存したい場合は?

よもぎ餅などを作る場合は、下処理したよもぎをペースト状にします。フードプロセッサーまたは包丁で丁寧に刻んでからすり鉢でつぶします。

下処理をすれば、よもぎは冷凍保存が可能です。水気をしっかり絞り、ジッパー付きの袋などに密封して冷凍庫に保管します。ペースト状のものも同様に冷凍保存が可能です。

 
 

まとめ:正しいよもぎの下処理を学んで、美味しく

まとめ:よもぎの下処理

今回はよもぎの下処理について解説しました。

よもぎは食用問わず様々な用途で広く利用されており、食材としてもなじみ深い存在です。美容や健康維持のためにも多くの人が利活用しています。

たくさんのレシピや商品がありますので、お好きなモノからお試しいただければ幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。





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